ひとつ、そしてふたつ、汗の雫に乳首をなぞられる度に背筋に電流が走る。
目の前がフラッシュし、視界が白く失せる。
腰が跳ね、そのたび固く屹立した肉棒から先走りが流れる。
尿道をぬめりのある液体がながれ、割礼でむき出しになった亀頭をこぼれていくのがアレクには感じられる。
鋭敏になった全身をねぶられているかのような快楽と、ヴァルデマルの掌の上で責め苦に翻弄される屈辱さえも性感へと変換されていく。

ヴァルデマル「淫紋がお気に召したようだな？良い顔をしているぞ。」

アレク「いい、気に…なるな…っ…！この程度、で…我ら、誇り高…い聖騎士が、屈服、すると、思うなよ…！」

　アレクは快楽で白む頭のせいで舌をもつれさせながら、それでも屈しまいと言葉を返す。
ヴァルデマルをにらみつける瞳は涙に潤んでいた。

後頭部に衝撃を受け、アレクの頭は再び床に押し付けられた。
ヴァルデマルはアレクの頭を踏みつけた足にゆっくりと体重をかけていく。

ヴァルデマル「 額を床に付けろと言ったはずだ。」

アレク「 ーーーーッ！！！」

逆らえば、仲間たちが殺されてしまう。力を使い果たしたアレクにはもう彼らを守ることも出来ないのだ。
このままでは遅かれ早かれ嬲り殺されるのを待つだけなのかもしれない。だが仲間を危険にさらす選択も出来なかった。
アレクは屈辱に歯を食いしばり、力の入らない拳を握った。
加えて、先ほどの陵辱の残滓でぬらぬら光る下半身を仲間に向けているのだ。
濡れた下半身が外気で冷える感覚がより鮮明に感じられた。
仲間たちの視線が注がれているような気がして、羞恥で肛門がひくひくと震えた。